自動車を保有するためには多くの手続(検査登録、保管場所証明申請等)と税・手数料の納付(検査登録手数料、保管場所証明申請手数料、保管場所標章交付手数料、自動車税種別割、自動車税環境性能割、自動車重量税等)が必要となります。これらの手続と税・手数料の納付をインターネット上で、一括して行うことを可能としたのが、「自動車保有関係手続のワンストップサービス(以下、OSS)」です。OSSを利用することによって、現在紙によって行われている申請等の手続を、インターネット上で行うことが可能になります。
(抜粋 : 国土交通省 自動車保有関係手続きのワンストップサービス https://www.oss.mlit.go.jp/portal/beginner/osstowa/index.html)
OSSの対象手続の種類は以下となります。
・新車新規登録
・中古車新規登録
・移転登録
・変更登録
・一時抹消登録
・永久抹消登録
・移転一時抹消登録
・移転永久抹消登録
・変更一時抹消登録
・継続検査
継続検査OSSの概要は下記のとおりです。
開始時期
継続検査OSSは登録車は平成29年4月から、軽自動車は令和元年5月から利用が可能となりました。
検査手数料
登録車、軽自動車どちらも1,200円です。(令和5年1月時点)
対象地域/車両
全国どこの運輸支局、軽検協でもOSS申請を行うことができます。対象は登録車と軽自動車です。(二輪自動車は対象外です。)
詳細な対象車両については、国土交通省ホームページをご覧ください。
申請方法
行政書士法に基づき、代理人(行政書士、自販連、日整連、全軽自協※)を経由して申請する必要があります。(※全軽自協は軽自動車のみ)
申請書類
運輸支局等へは車検証のみを提出します。(※軽自動車は納税証明書の提出が必要です。)
OCRシート、保適証、自賠責、検査手数料印紙、重量税印紙は電子化されます。
申請条件
保安基準適合証・自動車損害賠償責任保険(共済)が電子化されていることがOSS申請の条件です。(保適証と自賠責の電子化にはユーザーの同意が必要です。)
提出書類の違い
窓口申請の場合、OCRシート/重量税納付書/保適証を提出する必要がありますが、OSS申請の場合はすべて電子化され車検証のみの提出となります。
検査手数料・重量税の納付
検査手数料および重量税は電子納付となり、銀行口座から引き落としとなります。現金や収入印紙を持参する必要がなくなります。